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2016年5月16日 (月)

国立近代美術館の春まつり「MOMATコレクション」展

庭の片隅にテッセンが咲いていた。白いテッセンがほしくて買ったのだがほとんどほったらかし・・・蔓をのばして千両に絡みついている。

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ずっと気になっていた竹橋の東京国立近代美術館の所蔵作品展「MOMATコレクション」展にやっと出かけた。なにしろ無料!でこんなにたくさんの作品を観ることが出来るのがうれしい。「安田靭彦展」はパスした。

皇居の緑も夏のように濃くなって・・・

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この展覧会で良かったのは4階の日本画の中でも鏑木清方の「弥生の節句」(1934)と「端午の節句」(1936)を見られたこと。両方とも描き表装と思われ(なにしろ目が悪いので・・・)、弥生の方は中廻しに貝を描き、上下には波模様を描いている。端午の方は大きな緋鯉と真鯉が風に翻る様子が描かれている。日本画には安田靭彦展にちなんで、それぞれの画家への靭彦のメッセージがキャプションに書かれていた。清方のキャプションには上澄みをすくい取ったような美しい絵を描くと書いてあったと思う。やっぱり、清方は天才肌なのかな・・・

速水御舟の小さな二幅の掛け軸「丘の並木」(1922)、と「山椿」(1923)は「ああ、こんな掛け軸を床の間に掛けたいな・・・」と思う・・・椿の深い赤、ちょっと黒みがかった赤は何とも言えない・・・さわらの木かな?一緒に書かれている緑の葉も美しい。

彫刻では荻原守衛の「文覚」(1908)が迫力満点でぎょっとする。高村光太郎の「手」(1918)も同様。こちらに迫ってくる迫力がある。

安井曾太郎の「奥入瀬の渓流」(1933)は油彩なのだが不思議な優しさ。

そして3階。戦争画。岩田専太郎も戦争画を描いていたことを初めて知った。「特攻隊内地基地を進発す(二)」(1945)のキャプションには「描いているときに涙がとまらなかった。」と回想していたことが書かれていた。

中村研一の「北九州上空野辺軍曹機の体当たりB29二機を撃墜す」(1945)は一見何を描いているのかしらと思うような白い雲の中に少しの物体。遠く離れるとまるで落ちてくる機体のようすが骸骨のように見える。

いつも戦争画の展示室に来ると涙がこぼれる。

次は我が町にゆかりの鳥海青児の「畑」(1953)。「石ただみ」(1961)も展示されていた。小倉遊亀の「浴女その1」「浴女その2」も初めて並んで展示。紫紅も春草もおなじみの作品がたくさん並んでいる。

写真は渡辺克己という作家の新宿の夜の風景?風俗?1967-1970年代の新宿歌舞伎町。

岡本太郎まで来るといささか疲れてしまった。お昼休憩。筑波で育てられた筑波茜鶏の味噌焼。あさりごはんなど。

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皇居の緑を見ながらテラスでごはん。休憩の後はまた、4階へ戻って清方を観る。そうそう、萬鉄五郎の「裸体美人」は懐かしかったし、坂本繁二郎の「水より上がる馬」も良かった。

今日見た作品を描いた作家たちはとにかく一生懸命に描いていたなとおもう。描くことに命をかけていたような感じ。今の日本にはこの一生懸命さが掛けているように感じる。

九段下で都営新宿線に乗り換えて、新宿へ。他の方法でもよかったかもしれないけど都営新宿線に初めて乗ってみた。新宿中央公園そばのギャラリーで開催中の若江漢字さんの個展「視程」を拝見してから帰宅。

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