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2016年4月 3日 (日)

4月思いがけなくも2回のお花見

今年の春は天候不順で青空に映えるお花見とはならなかったが2回の曇り空のお花を見ることが出来た。

京都有斐斎弘道館の茶事に初めて行くことが出来た。江戸時代の学者皆川其園弘道館跡。マンション建設が決まり、ブルドーザーが入って壊される寸前に待ったをかけた人たちによって救われた。手弁当で庭園の手入れをする人たちによってよみがえりつつある庭園には苔が見事に育ちつつあった。

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腰掛待合の莨盆の火入れが印象的だった。

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歌手のクリス・ハートさんが日本文化を教えてくださいと訪れたそうで、松花堂弁当に入れる卵焼きの作り方も所望されたとかでその跡見の趣向も・・・外国の方には薔薇がお似合いとのことでベネチアで求めたガラス器に薔薇。

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本席の花はシャガ。花入れは淡路島北端町の竹。阪神大震災の震源地だったかしら。大変な被害でしたね~などど話していると本当に地震!携帯のアラーム音がけたたましく鳴り響いた・・・

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透木釜でのお炭点前もおわり、お懐石。そして中立ち。ときおり小雨が降る中、露地笠を使ってのつくばいの作法はなかなか難しい。滅多に経験しないことだから・・・なのに今年は露地笠を使うのは2回目!

濃茶もいただき、お薄になる時に出される莨盆。ラオスの魚採りの籠を見たてたもの。なかなかおしゃれ・・・

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席主太田さんの楽しいおしゃべりに心が和む。太田さんのお店「老松」の蓮根餅を購入。


さて、桜見物の人たちでにぎわう町中に・・・なんと外国人客の多いことか。ひさしぶりに人に酔う。↓は護王神社のしだれ桜。

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京都駅の美術館「えき」では木村伊兵衛の写真展を開催中。1954-55年代のパリの写真は素敵だった。

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女性達のおしゃれな姿が・・・帽子がいいです~

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モンマルトルのバルザックの銅像を霧の中で写した写真も印象的だった。こんな素晴らしい写真展なのに東京での公開は決まっていないというのが残念。

ISETAN地下のお弁当売り場で「とり松」のそぼろ弁当(丹後半島の郷土食)を夕食用に購入。帰路につく。

翌日はイタリア文化会館へ。上野の西洋美術館で開催中の日本イタリア国交樹立150年記念「カラヴァッジョ展」にちなむ講演会。これはハガキでの申込制だったので落選する可能性もあり、前日の茶事と続くけれどもしかしたら行けないし・・・とハガキを出したら当選!

花見客で混雑するであろう九段下へ恐る恐る出かけると・・・ものすごかった!イタリア文化会館までいつもの倍の時間がかかったような気がする。でも武道館下の桜が見られた。

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なんとイタリア文化館前も桜並木だったのだ。いままで気が付かなかった。

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講演会は宮下規久朗先生。とても楽しいお話だった。著書した読んだことがなくて講演をお聞きするのは初めてだった。日本人はイタリアというとルネッサンスと思っているけれど、イタリア人はバロックが好き!と。お札がリラだったときカラヴァッジョとベリーニがお札に印刷されていた。リラ札の時代にローマに行ったのにそのことは全く覚えていない。枚数が多くて困ったことだけだ。宮下先生は記念にこれらのお札を大切にされているらしい。

展覧会を観たとき、「果物籠を持つ少年」の果物の描写がすごいなと思ったのだが先生もこの絵の果物の描写が素晴らしいとおっしゃっていた。講演の中ではカラヴァッジョのキリストの絵はキリスト教の近代的な解釈をしてるとのお話が印象的だった。

絵画に臨場感という衝撃的なドラマを生み、たくさんの画家に影響を与えたカラヴァッジョ・・・世界に残る60点強の作品のうち11点が来日したことはいかに日本人にカラヴァッジョファンが多く、大切にしている国と言うことをイタリア政府が認めたということ。もう一度行ってみよう!

帰りは九段下を避けて半蔵門駅に向かったが・・・こちらもすごかった。地下鉄もまるで平日のラッシュのようだった。


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