無料ブログはココログ

« 初釜 | トップページ | 今日のごはん »

2016年1月27日 (水)

西洋館見学とランチの会に参加

新宿区にある西洋館・・・旧小笠原伯爵邸。今はレストランとして会食や結婚式などに利用されている。今回は西洋館をたくさん撮影し、写真集も多数出版されている写真家の増田彰久さんの解説で見学した。この建物は1927年(昭和2年)に竣工。設計は曾禰中條建築事務所。小笠原家第30代当主・小笠原長幹(ながよし)の本邸。代々小倉藩主を務めた大名の家柄で、彼は16歳でイギリスにおケンブリッジ大学に留学、大正7年には貴族院議員に選出され、政治面で活躍した。建設当時の敷地面積は2万坪あまり、現在でも1000坪ある。当時流行していたスパニッシュ様式で地上2階、地下1階コンクリート造。この当時流行のスパニッシュ建築はスペインからアメリカ大陸に移民し、成功した人たちがアメリカ西海岸にふるさとを懐かしみ建てた建築様式で、スペインそのもののそれとは異なっている。

201611819_007
ぶどう棚をデザインした庇(キャノピー)

201611819_008
小川三知(おがわさんち)のステンドグラス・・・鳩

201611819_010
アメリカ系のステンドグラスはヨーロッパの荘厳な作風とは異なり、ガラスそのものの色を活かした、柔らかで明るい雰囲気。

201611819_013
戦後は米軍に接収されていたのでずいぶんと変わってしまったところもあるらしい。喫煙ルームはイスラム風。この西洋館が建った頃は喫煙室はイスラム風に造ることが習わしだった。修復の時、二科会の画家によって彩色された。砂漠で見上げる(経験はないけれど・・)夜空のイメージみたいな気がする。床は大理石のモザイクになっていた。

201611819_015
2階の部屋にあったシナ風のタンスはホーローなのか?七宝なのか?大変美しかった。

201611819_020
シャンデリア

201611819_019
二階のバルコニーから一階の中庭を望む。緑の瓦はアメリカ西海岸のスペイン風建築特有のもの。本場スペインでは使わない。

201611819_022
小笠原男爵は朝倉文夫に師事したほど彫刻の才能があった。これは↓その作品の一つ。中庭に面した小さなドアにはめ込まれている。

201611819_027
サンルームに会食の場が設えられていた。旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)のサンルームを思い出させる。床の細かいタイルも当時のままのようだ。

201611819_028
お料理はスパニッシュフレンチ。新しいシェフになって大変評判がよいらしい。とても美味しかった!その一部を・・・メニュウはこちら

201612226_003

オマール海老 キャビア 赤米のアロスメロッソ(赤米の食感がなかなか良い)

201611819_030
デザートの一つ。飴細工でレモン型を作り、いろいろ入っている。柑橘のデグリネゾン。

201611819_034

お食事のあと、中庭に出て、シガールームの外観を見学。小森忍氏の作品。中心に太陽、花々、ハートと弓矢、鳥がちりばめられてた構図は「生命の賛歌」がモチーフ。大変美しい。実はほとんどがはがれおちていたが、はがれおちたかけらから当時の色を陶芸家奥田武彦、直子夫妻が復元し、完成した。

外壁には曾禰建築事務所の陶板製定礎の銘板がはめ込まれいる。彼の作品では自分の名前を入れたものは他になく、以下に力を注いだ建物だったかがしのばれる。

201611819_037
この建物は東京都のものでレストラン経営者は東京都から借りて経営している。他にも大磯(この建物はよく知っている)や箱根、表参道などでレストラン経営をなさっているらしい。

改装には多額の費用と時間がかかったと思うが貴重な西洋館が見直されて解体されないように利用価値を高め維持に心とお金を注いでくださる方がいることに感謝。












« 初釜 | トップページ | 今日のごはん »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/563570/63113039

この記事へのトラックバック一覧です: 西洋館見学とランチの会に参加:

« 初釜 | トップページ | 今日のごはん »