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2015年6月30日 (火)

佐川美術館「青蘆茶会」

6月下旬、やっと滋賀県守山市にある佐川美術館へ行くことが出来た。相変わらずの日帰り超特急の旅。美術館主催の「青蘆茶会」(毎年蘆が美しいこの時期に開催されている。)に申し込んで参加することに。

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美術館はまるで湖の中にあるように建っている。

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朝早く家を出たのですぐにカフェに行き、パスタランチを食べる。

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お茶会集合時間まで展示など見て過ごす。午後一時からの組は9人。水面下の展示室「樂 吉左衛門館(守破離)」(樂 吉左衛門の作品展示室と茶室)へ案内されて行く。

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まずは「寄り付き」で香煎をいただく。「寄り付き」に使われている石材や材木などについて説明を聞く。床材はオーストラリアの使われなくなった枕木。テーブルの木材はタガヤサンの一枚板!大きく割れている。

次に小間へ。小間は水没しているので暗いし、寒い感じがする。(床板は大きな黒い石だ)そしてそれをさらに強調する作りになっている。暗くて、深い世界へいざなわれる感じ。温もりや優しさは感じられず、一切を拒絶するような感じ。でも、ここに炉が切られたり、水指が置かれ、亭主が座ったときはまた違う風情を感じるのかもしれない。

そして広間「俯仰軒」(扁額を書かれたのは平山郁夫画伯)へ。一転、水上に!

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中からは写真が撮れないので外から撮るとこんな感じ。季節もあると思うがこの日はさわやかな感じで全く違和感はない。

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茶室から外の「腰掛け」に出られるらしいが今日はそれは叶わないので一度美術館入口に戻ってから行ってみた。「望湖亭」と名付けられたその場所から見ると一段と素敵だった。

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久しぶりでガマの穂を見た。

茶室の床には樂 吉左衛門氏がフランス(LOUBIGNAC)で作陶した折に撮影した写真をかけてあった。もう使われていない煙草の葉を乾燥させる小屋を撮影したものらしいがどの部分かよくわからない。展示室にも数点の写真があった。

花入れもフランスで制作したもの。蘆が2本入れてあった。香合はなかったように思う。水指、莨盆の中の火入れ、茶碗5碗の内、2点がフランスで制作したものだった。フランスでは友人アンドッシュ・ブローデルさんの窯を使って、土もフランスのもので制作されたのでご苦労も多かったようだが、大変気に入って4年間にわたって毎年1カ月滞在されたとのこと。場所は洞窟壁画で有名なラスコーが近くにあり、スペインとの国境に近いところだそうだ。

お菓子は聚洸製で水玉の様な美しいお菓子だった。お茶は一保堂詰。茶銘は失念。丹頂の昔だったかな?

樂さんの展示室、茶室は樂さんの思い入れがいっぱいの空間で建築材料の隅々まで世界各地へ足を運んで選び、整えられたとの説明があった。黒く沈んだ空気が漂う、寄付きと小間の空間はまさに利休が求めてやまなかった世界かもしれない。そして一転、水に囲まれた空間は生き返った動の世界の中にも静けさが漂い、生まれ変わったような感動を受ける。夜はどうなんだろう?ガラスの壁に自分が映って落ち着かない感じになるになるのだろうか・・・

帰りに新幹線からは富士山もきれいに見ることが出来た。

梅雨空でときに雨がぱらつく日だったが帰宅した時には夕焼けがきれいだった。すでに携帯の電池切れになりそうな気配がしてせっかくの夕焼けを美しく撮れなかった。

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蘆が枯れた風景も見てみたくなった。とても寂しい感じがするので夏がお薦めですよと友人は言っていたがやっぱり枯れた風景も見てみたくなった。

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