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2014年12月18日 (木)

根津美術館青山茶会など

12月は青山茶会に参加したが、茶席はほとんど魅力を感じないものだった。美術館の展覧席を拝見出来るから行くようなもの・・・どうしてこうも魅力のないお席ばかり続くのだろうか・・・

午前中は元の勤務先の祝賀会があったので霞が関ビルへ久しぶりに行った。平日はすごく人が溢れているのだろうが週末は怖いくらい人がいない。ビルを出て少し歩くと虎ノ門ヒルズが見えた。もう、以前この道路辺りはどうなっていたか思い出せない。

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根津美術館の紅葉は盛りを過ぎていた。

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この日の点心。東京吉兆謹製。デザートの寒天寄せが大きすぎる。碗盛はゴマ豆腐白味噌仕立て(止め辛子)。美味しかった。(写真なし)
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夕日が射す紅葉もきれい。
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展覧席の花はキササゲと寒菊。歳暮にふさわしいと思う。伊賀の耳付き花入れが堂々としているのでたっぷりと実の付いたキササゲと寒さにめげず凛と咲く寒菊の黄色が映えて美しかった。寒菊は花が小さいのになんて力強く感じられるのだろう。茶席の空気がピンと張りつめたようになって気持ちよい。この頃はキササゲの木を見ることも滅多にない。大きくなる木は手入れも大変だし、広い庭がないと無理だ。寒空にいっぱい垂れ下がった実をつけている姿は冬が来たなという感じがして大好きだけれど・・・

床の掛けものは重要美術品「戊辰切 歳暮 藤原伊行筆」昭和になって切断されたのが戊辰の年だったので戊辰切という。根津さんのコレクションではなく寄贈品とのこと。表具には明時代の裂が使われている。

その他の道具:

香合 交趾 鴨

釜 芦屋 八角尾垂

水指 備前 矢筈口 銘黙雷 如心斎在判 内箱 川上不白筆

茶入 瀬戸 銘 躍駒 内箱 松浦鎮信筆

茶碗 信楽写  銘 武蔵野 本阿弥空中作

茶杓 江岑共筒 銘 大晦日

以上

歳暮の掛けものにふさわしく、またこの日、弘仁亭でお席を持たれた江戸千家宗家にもゆかりの不白の内箱がある水指も取り合わせになって素晴らしい道具組だった。

そして一週間あと。美術館顧問の西田宏子先生の講演会「あらためて井戸茶碗の謎に迫る」に参加。去年開催された「井戸茶碗展」にあわせて講演することも考えたが、諸般の事情をかんがみてこの時期になったと前置きがあった。

テーマ:井戸茶碗は、何時、何処で作られ、日本へ運ばれたのか

配られた資料は韓国の公州市出土品実測図と根津美術館所蔵品の井戸茶碗の実測図と井戸茶碗の生産、流通にかかわる資料とはどんなものがあるか、朝鮮との交流の中での新しい見解、大友宗麟と博多商人・・そして天王寺屋道叱、発見された朝鮮陶磁器などの項目が簡単に書かれたもののみ

井戸茶碗は朝鮮の陶工たちの手によってで焼かれた日用雑器で、日本へ渡り、茶人たちの目によって選ばれ、愛でられ、現在に伝わっていると長い間いわれてきたし、そう教えられてきたが、韓国の美術館にはほとんど収蔵品がなく、写真も無いと・・・そんなことから日本の茶人たちの求めに応じて注文して作らせ、焼かれたものはほとんど日本に運ばれてきたのではないか・・・形は恐らく中国渡来の茶碗から・・・そのような講演内容だった。録画していたNHKEテレ「日曜美術館」(「革新の極意~古田織部400年の時を超えて~」)を観てみたら、林屋晴三先生が織部好みの茶碗「御所丸茶碗」についてお話しなさったとき、ひょっとしたら織部はひそかに朝鮮へ行ったことがあるかもしれないとまでおっしゃっていた。西田先生の講演内容は林屋先生も御存じだろうからこれからもっと井戸茶碗についての自由な研究内容が発表される機会が増えるかもしれない。

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コメント

青山茶会は全く同感です。この茶会は数倍の抽選の結果選ばれた会員が参加するのですから、皆さん茶の湯を貪欲に楽しもうという方々だと思うのです。
韓国に隠れた井戸茶碗の古文書が出てこないかしら。
なぞが深まれば深まるほど知りたくなる!生きているうちに知りたい!

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