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2014年7月15日 (火)

博物館でフランス人と出合う・・・

東京国立博物館へ再び。7月8日から展示が始まった国宝「納涼図屏風」をひさしぶりに見に行った。東京国立博物館本館2階の国宝室にはほとんど人もいない。そういえば台湾故宮博物院の白菜の展示が終わってしまったので先日の行列はウソのように敷地内は静まりかえっていた。

納涼図屏風は様々な想像を掻き立ててくれる。400年前の家族の情景が淡く優しく描かれている。日本国民は一度はこの絵を見なければいけないと思う。国宝なので展示期間が限られ、なかなかお目にかかれないのが残念。

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そして再び東洋館の「特集展示 日本人が愛した官窯青磁」展に。「陶説6月号」の記事を読んでいたら確認したくなったことがあったので訪れた。

国宝青磁下蕪瓶(アルカンシェール美術財団蔵)、青磁輪花碗(銘 馬蝗絆)、川端康成氏旧蔵の青磁盤2つがそれぞれ特徴があり、その美しさを日本人が古くから将来した青磁をもとにさまざまなランク付けや産地を特定する研究を惜しみなくしてきたことと近年の中国での窯跡調査で明らかになって来たことなどを報告するような展示だった。

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大きな展覧会になるとこの二つの作品の前には黒山の人だかりが出来るが、今はゆっくり時間をかけてケースの前にとどまることが出来る。帰ったらもう一度「陶説」を読まなければと思った。

同じ展示室内の中国の刺繍による文字などももう一度確認。故宮の展示にも同じような刺繍文字が出品されている。刺繍をした針はどんな細さだったのか・・・そこへ糸を通すのは・・・と考えると気が遠くなりそう・・・

先日と同じ東洋館のレストランで食事をしていると隣の席に外国人の男性が案内されてきた。目があったので会釈するとフランスから来たと言ってコンパクトな仏日辞典を見せてくれた。

それから私のものすごくひどい英語と彼のフランス語なまりの英語での会話が時々辞書で引いた日本語も交じって行われた!

私が博物館の展示品ではどのようなものが好きかと聞くと彼は鎧冑や金地の屏風絵などが気に入ったといっていたが、「納涼図屏風」も観てほしいと言っておいた。そしたら日本はすべてのものが繊細なのはどうしてかと聞かれて私のつたない英語力では伝えることが出来ずとても残念だった。

フランスからはじめて日本へ仕事で来て3ヶ月くらい滞在されるそうだからその間に彼の疑問をといてくれる人にめぐり合えることだろう。

お別れして私は三菱1号館美術館へ「ヴァロットン展」へ。(ちなみに博物館で出合ったフランス人は「ああ、スイス人の画家です。」とちゃんと知っていた。)

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ヴァロットン(1865-1925)はスイスで生まれ、16歳でフランスへ移住。パリで活躍した画家である。白と黒のみの鮮烈なコントラストで表現した革新的な木版画によって、ヨーロッパにおける創作版画としての木版画復興の立役者となった。一方、ボナールなどパリのナビ派の画家たちと交流し、「外国人のナビ」と呼ばれて数多くの油彩画を残した。挿絵、批評、演劇まで幅広い分野でかつやくし、20世紀以降の様々な芸術流派にも影響を及ぼした。

この展覧会は肖像画、風景画、毒のあるユーモアが漂う風刺画、男女の怪しい関係を暗示する室内画。冷やかなエロスをまとう裸婦像、神話や戦争を主題にした作品など個性豊かな作品をテーマごとに展覧していた。

私が気に入ったのはやはりナビ派の影響を受けたと思われるものばかり。「月の光」という小さな作品が一番好き。北方ロマン派の影響も観られるそうだ。パリのオルセーにある。27×41㎝。油彩。

もうひとつは「ワルツ」油彩61×50㎝。アンドレ・マルロー美術館蔵。マルローが持っていたのかしら?だったらうれしい。浮世絵の影響も受けたのが何となく日本を感じる。まるで竹久夢二?あるいはマリー・ローランサン?空中に浮いているようなダンスする人物が夢のよう・・・だと感じているのか右下にはっきりとした目をつむった女性がかわいい。

私生活もいろいろあったようで何だか怪しげな雰囲気の情景を描いたものもたいくさんある。実に様々な絵を描いた画家だ。

中庭のバラがきれいだった。

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こんな八重の小さなバラが塊で咲くものも。初めて観た。
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穂咲きの一重のばら。野バラのようだが花が大きい。
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これも白い房になって咲くバラ。
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久しぶりに外国人とお話したのですご~く疲れた。もうひとつ寄り道したかったのだが時間切れ。

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