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2014年4月29日 (火)

箱根湯本「津田千枝子型染展」

ゴールデンウイークの初日、箱根湯本の箱根菜の花展示室で開催された津田千枝子さんの展覧会へ行った。

http://nanohana-tenjishitsu.com/

津田さんの蓮の糸で作られた帯を見て以来その作品の素晴らしさに魅せられている。お人柄も素敵な方で作品には人柄が反映されているなあといつも思う。

入場料を払うとお茶とお菓子が供される。私が選んだのはコーヒーと森のバウム。

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蓮の糸の原産地ミャンマーのインレー湖や染めの工房があるインドの写真をPCで見せていただきお話しも伺った。

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各地のいろいろな種類の糸も・・・201442526_032

そしてこれが蓮の糸

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蓮には日本のように根の部分を食用にするものもあるが、この糸を取る蓮の根はせいぜいチップにして食べるくらいで あまり美味しくないらしい。糸になってしまうせいか根も大きくないらしい。蓮の茎の色はさまざまで、中でもピンクになる茎が糸もたくさん出てくるらしい。そして長い糸が採れるとのこと。中将姫の蓮の曼陀羅もこういう糸によって織られたのかと合点がゆく。

展示室においてあったイタリアのデザイナー「ロロピアーナ」の写真集に美しい蓮の茎の写真があった。

かれこれ35年くらい前になるだろうかインレー湖の水上生活者の村を訪ねたことがあるが蓮の糸で織られた布があるなど全く知らなかった。津田さんに伺うと現地でもたいへん貴重なもので 敬虔な仏教徒、それもお金持ちのかたが 寺院へ寄進する衣を織るために作られていたに過ぎなかったようだ。

津田さんはインレー湖の人々との長年の交流により信頼を得て、この大切な糸と布を分けていただいているらしい。

このギャラリーは古い建物を再生させたものだが、津田さんの布の展示にはぴったり合っている。型染め布を貼ったパネルもあり、素敵な展覧会だった。

なかでも印象的な作品はフィリピンで採れる「ファイン アカバ」の布。和名はマニラアサというがアサではない。ショウガ目バショウ科バショウ属。芭蕉布に近いものらしい。昨年フィリピンを襲った大きな台風でこの植物の産地は大きな打撃をうけ、機織り機もすっかり無くなってしまい、もとのように戻るには相当長い年月がかかるといわれている。そんな貴重な布はふわふわと優しい手触りで肌にべとつかず暑いフィリピンでもさわやかに着られるそうだ。さて帯になったらどのように変身するのだろう。

帰りに森のバウムのお店「ルッカ」に立ち寄り、社長の抹茶の振る舞いで一服いただく。森のバウムは2周年なのでそのイベントだった。抹茶は京都の柳桜園詰。お菓子は黒糖のまんじゅうをいただいた。

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