無料ブログはココログ

« 2014年度目黒区総合庁舎建築ガイドツアー | トップページ | 茶室のあるギャラリーで現代美術 »

2014年3月21日 (金)

張家に伝わる韓国伝統料理

コリアン・フード・コラムニスト八田靖史講師の解説で朝鮮半島東北部「咸鏡北道(ハムギョンホクド)の郷土料理を食べる機会があった。

今は北朝鮮にのこの地方は地図で見るとロシアとも接していて中心部からは遠く田舎の料理という感じだが、遠く出身地を思いながら家族に伝えてきた伝統料理は素朴だったが優しい味だった。

この味を日本に伝えるレストランは「張家」だけという。朝鮮戦争後、韓国に移住したが、故郷の味を一族で継承している。

2014319_001

この店の代表的な料理「タッカジチム」というナスと鶏の煮込みは咸鏡北道(ハムギョンホクド)出身のおじいさんから伝わる自慢の料理だそうだ。

2014319_003

食事はヤマナシ酒の食前酒から始まった。グラスにヤマナシがごろんと一つづつ入っていた。香りが良くて美味しいお酒。ヤマナシは北朝鮮で産する。日本には中国から来たという説が有力らしいが山梨県の山梨はヤマナシに由来するという。

ナムル(ホウレンソウ・菜の花・豆もやし)写真を撮り忘れる。あっという間に無くなっていた。

2014319_005

キムチ盛り合わせ

2014319_004

北部地方のおかず(ジャガイモ)

2014319_006

チャプチェ(コウタケ《香茸》という韓国で珍重されるキノコが入っていた)。韓国では1コウタケ、2シイタケ、3マツタケということもあるほど。

2014319_007

緑豆のチヂミ(写真を撮り忘れ、わずかに二切れ)。ソウルの広蔵市場(カンジャンシジャン)には緑豆を石臼で挽いて作るチヂミを食べさせる屋台があるそう。)

2014319_008

ポッサム(エゴマやレタスの葉に茹でた肉を薬味とともに包んで食べる。白菜キムチの白菜の芯を洗ってそいだものも一緒につつむように言われた。エゴマの葉の下においてある)

2014319_009

合鴨クイ(クイとは焼き物のこと。大根の甘酢と干し柿と一緒に食べる。すごく美味しかった。)

2014319_010

干し大根葉のスープ(味噌味。干した大根の葉は長いまま入っていた)。韓国のお味噌を使っていてちょっと酸っぱく懐かしい味だった。

2014319_012

張家ククス(海鮮ダシ)*ソウルのオジャドンというところにはハンフン冷麺の専門店が有るそうだ。張家秘伝の海鮮ダシに麺を入れた料理で技術指導は張さんのお父様。

2014319_014

デザート

写真は忘れた。金柑と青梅の甘煮、アイスクリーム。

この店は韓国で俳優として活躍する「チャン・ドンゴン」さんの弟(チャン・ドンウクさん)が経営している。まだ、洗練という域には程遠い(洗練させる必要があるかどうかは問題だが)。参加した人たちは何度もソウルに行っことがある人たちなので美味しい料理をたくさん食べ慣れており、韓国田舎の郷土料理は美味しくないと不評のようだったが、逆にソウルは日本人がたくさん訪れたので日本人に合う味になってしまったのではと心配になる。

以前韓国の人から聞いた話だが、春川(チュンチョン)は韓国ドラマ「冬のソナタ」の舞台となったところでここには有名な郷土料理(麺料理)があったがたいして美味しくなかった。しかし、日本人が多く来るようになったらとても美味しくなったと喜んでいた。

いつのころからか、まず、日本に出店して成功したら世界のどこでも成功するとまで言われるようになっている。

そんな時代に韓国の田舎の素朴な味のレストランが日本で生き延びるのはなかなか難しいのではと感じた。もっと洗練されることが必要だが、いかに田舎の味を残しつつ、洗練させるかが問われる時代になった。講師の八田さんもこれからは郷土料理を見なおしてゆくらしいが・・・美味しいものになれたおばさんをいかに取り込むかは難しい問題だ。郷土の味を通して、もっと深く韓国、朝鮮を理解すべき時代なのだろうが、相変わらず、上っ面だけのお手軽さを求めるおばさんたちが多いのが残念。

何度も渡韓しているのにソウルだけしか知らないという人が多かった。日本の半分ほどの国なのでもっと地方に出かけてみてほしい。美味しくないと否定するだけでなく、一度は受け入れて、どうしてこの味なのかを考えてみたらどうか・・・朝鮮・韓国のおかれた位置、気候風土・・・日本よりずっと中国、ヨーロッパに近いこの国の歴史を振り返るとたくさんのことが見えてくる。

« 2014年度目黒区総合庁舎建築ガイドツアー | トップページ | 茶室のあるギャラリーで現代美術 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/563570/59323732

この記事へのトラックバック一覧です: 張家に伝わる韓国伝統料理:

« 2014年度目黒区総合庁舎建築ガイドツアー | トップページ | 茶室のあるギャラリーで現代美術 »